編集長殺し④ 感想(ネタバレあり)
編集長殺し4 (著:川岸殴魚 イラスト:クロ 発行:ガガガ文庫)
こんにちは、ラノベレーベルの中ではガガガ文庫が一番好きで、ラノベ作家さんの中では川岸殴魚先生が一番好きな沙月です。
ゆるふわ☆編集部るぽラノベももう4巻まで来ましたねーいや毎回始終笑わせられているわけですがw。
では10章分の中から、特に面白かった5章分の紹介というか感想を書いていきます!
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『編集長殺し4』明日18日発売! オシャデザ退散! オシャデザ退散ッ!! | ガガガ文庫編集部ログ
目次なんですが、表紙の井端ちゃんの目が……3巻の岩佐ちゃんのカラーイラストの1ページ目(?)はハイライトがなくなってたんですけど、井端ちゃんは遂に黒目がなくなっちゃってます
2章「川田、あんた寺に行ってきな」
新人のデザイナー、海老沢さんと『年の差彼女でもラブコメしてくれますか?』のカバーデザインを考えている川田ちゃん。新人コンビで頑張りましょー!!ってなった2人でしたが、だんだんとオシャレデザインに。編集長によると「オシャレデザインは微妙に仕事に慣れた編集者の心を巣食う悪魔」とのこと。いわゆる「オシャデザ魔」というわけです。海老沢さんも「オシャレダヌキに騙されている」と社長に怒られてしまったよう。
ラノベのカバーデザインは読者に買ってもらうためにあるので、タイトルが読みにくかったりするといけないそうです。やはりサービスというかその類いのものが大切なようです(*´▽`*)
それにしてもスカートで体育座りの表紙多すぎませんかね……
5章「でもやっぱなんか違うわ」
いつも漢方薬を常備している岩佐さん。
「ふあああああん!あんなに準備していったのにぃい!再検査ってぇ!」
どうやら健康診断で肝臓の数値(特にγGTP)が悪く、再検査が迫っているようです。
しじみエキスのサプリやセントジョーンズワート、お肌への粉末、サメのエキスとたくさん薬を飲んでいます。どうやら再検査は絶対に正常値を出したいようです。
しかし、なかなか電話にでてくれない酒井さんや誤って打ち合わせのメモを捨ててしまった小山内さんに加えてアニメの脚本を全とっかえするよう命じる編集長に思わず肝臓のことを忘れてキレそうになってしまいます。川田ちゃんと井端さんが頑張ってセーブ。
↓はへパ神さまの化身(諸説あり)です。<「気をつけなさい、やがてお嬢ちゃんの肝臓をズタズタにする出会いがある。大人になり、都会に出たら、様々な肝臓の敵がお嬢ちゃんを襲うじゃろう。人間はいつまでも綺麗な肝臓ではおれんのじゃ。ノミニケーションじゃ……」と小学5年生の肝臓の丈夫な岩佐彩芽ちゃんに告げていたのでした。
思わず岩佐ちゃんを応援したくなった章でした。(後に正常値になりました!!)
7章「あんたがいままともな状態か聞いてるの」
小山内さんは字がとてつもなく字が汚いようです。
「これっすか、んー?……こうなったらイチかバチか・・・・・『もっとマッシモに!』ですかね?」
「自分でも読めてないでなにが味よ!そもそも『マッシモに』ってなに?イチかバチかでなんでそこに賭けた!あんたの顔をマッシモにしてやろうか!」
ペン習字を自腹で習うことを命じた編集長。
「曰ペンの姜子ちゃん……?誰?」
日ペンの美子ちゃんアラカルト|日ペンの美子ちゃん公式キャラクターページ
より
どうやら小山内さんは半額のパチモン(?)を買ってきたよう。
『壮絶な死を遂げたスパルタ王、レオニダス一世』
『居酒屋でレオニダス一世の注文だけ通ってなかった』
『レオニダス一世!強引な力で回したら折れちゃうって!』
『ねじ山がバカになってるんだけど、レオニダス一世、なにかした?』
『レオニダス一世でお待ちの三百名様!お待たせしました』
なんですかこの例文!!もっと日常で使いそうな名前を練習した方が……
それにしても小山内さんの強靭なハートが折れることはないのかなぁw
8章「なんかこいつ不愉快なんだけど」
なんとみなさん校了したご様子。全員が校了して余裕がある状態なんてかつてあったでしょうか!!
井端さんの提案で「バーチャルキャスト」をすることに。ピンとこない人は「カスタムキャスト」で検索してください 浜山さんの提案でなんと編集長を作ることになりました。
全員が完全に集中してしまったご様子。午後11時になっても終わる気配がありません。なんと残業ではなく残バーチャルキャストです。(引用)なにか忘れ物を取りに来たのか、編集長が編集部に現れます。
そろそろお開きにしたい時間にちょうど現れた幼女に、星井さんが「ギギギ君のライバルキャラというか敵役を考えたのでどれが一番憎たらしいか決めてください」と提案します。
白目のない編集長。
緑色の編集長。
形状が崩壊した編集長。
瞳孔が開いた編集長。
全身が真っ赤で半裸の編集長。
完全なる黒一色でもはや禍々しい影と化した編集長。
しかしあまりピンとこないから全員失格という編集長の判断。「なんだかんだで愛を感じる」という編集長の分析で終了しました。
似てるくないですか!? 川田ちゃんの顔……見た瞬間に成海が思い浮かんだので載せときました
井「ラノベのカバーでは眼鏡キャラはなかなか使えないんよ。」
川「やはり眼鏡キャラはカバー大変ですか……」
今回の表紙は眼鏡キャラである井端ちゃんだったね!井端ちゃん、よかったね!!
あとがき~部位の名称と鑑賞方法~
川岸先生によるとあとがきには【がき先】【がき中】【謝辞元】【謝辞峰】【なにより読者】【感謝柄】【がき尻】の7部分に分かれるそう。私はあとがき鑑賞家ではないのでよくわかんないですw。はじめて本編よりも先にあとがきを読み始めたのですが、さすがあとがき芸人と呼ばれるだけありますね!
+α
ギギギグン…ギギギ文庫……ズギ…(笑)
編集後記
先輩が謎の対幼女技(?)を川田ちゃんに教えて、川田ちゃんは見事取得するけど編集長に変な奴扱いされていくのが草
川岸先生は刊行ペースが早いからありがたや~です
次巻も楽しみにしてます!!! そういえば今回プレーリードッグの栄吉さん出てきましたっけ……??
では、今年のブログはこれが最後!みなさん良いお年を~
ここまで読んでくださってありがとうございました